新米きくうしのあるみです。二次会会場で睡眠を取る奇行の効果が出てオフ後に記事を書き始めています。
今回、形式が6人総当たりBO3とはいえつくオフ全国ダブルルールでなんとか優勝をつかむことができたためその構築と対戦の反省を自己満として記録することとします。
読みにくい記事且つ意味なしですがご了承ください。
こちらが今回の使用構築となります
勝敗は3-2と満足のいく数字ではありませんでしたが負けた2もしっかりと手ごたえを感じることができ、敗因は構築そのものよりも握っていた私自身にあったため今回のオフの環境の中では十分に対応できていた構築の力も感じることができました。
(本オフのKPなどはこちらを参考にしてください)
構築経緯
今年度よりダブルバトルに取り組み始め2つ目の構築ということで前回のガルーラ軸とは違った軸、より高い完成度、BO3に勝てる構築、また現在のレート対戦の最上位を意識すること、そしてオマケ程度ながらS操作に依存しない構築を目指して組むことにしました。
全国ダブルの構築を組むうえでWCS2018、JCS2018は参考にするべきだと考えその中で両者ともボーマンダ軸が優勝していること(単純にこのポケモンを軸とした構築のパワーが強いと考えた)、シングルでもボーマンダを使う機会が多かったことからスムーズにボーマンダを軸として据えることができました。
個人的には水タイプが好きなためカメックスを軸にするいわゆるカメツルギのような構築を自らで組んでいくのも魅力的ではあったが、なにぶんカメックスの個体がどうしても用意するのが大変そうであったためなかなかカメックス軸の考察には乗り切れなかった。(隙あらば自分語り)
ボーマンダ軸を組み始めるうえでボーマンダそのものの型として自分は強く物理型を推すこととなった。
まずひとつにやはり今回の目標のひとつであったBO3に勝てる構築として、わたしはパワーのあるポケモンをいくつか用意し1つのみの強い勝ち筋に依存しないような並びを目指すこととした。その際多くのポケモンとある程度打ち合って削りを入れたり威嚇で味方のサポートをしたりできるのに自身がエースになれる竜舞羽根マンダが適任であると感じた。実際にこの柔軟に役割を変えることができるこのボーマンダが結果を残していたことによってこの型の強さは説得力があった。その他、前シーズンで結果を残した雨とサナガエンに対して竜舞を持っていて、強力な物理技を放てるこの型は強いと感じての採用だった。
次に言わずと知れた構築の歯車で鋼への打点が持てるガオガエン、そして自然とフィールドを展開できるカプ系の採用を決めた。
普段から世話になっている後輩にボーマンダとタッグを組むカプとしてカプ・コケコとカプ・レヒレ、両採用というのがそれなりに見る形だと学んだ。
どれも強い点があるが今回はメタグロスを上から殴れる点、ボルトチェンジで削りを入れながら有利なポケモンを繰り出せる点を評価してカプ・コケコが適任だと感じられた。
使用個体
いじっぱり 181(54)-191(68)-154(4)-126-142(252)-153(100)
やつあたり りゅうのまい はねやすめ まもる
以下調整部分は抜粋
<HD>
C156ルンパッパのれいとうビーム確定耐え
C147カプ・コケコのEF込スパーキングギガボルト(元の技:10万ボルト)を最高乱数切って確定耐え
<S>
準速100族(152)抜き
日本一強かったボーマンダをそのまま拝借しました。残念ながらこのポケモンの調整を自分で考える余裕と知識がなかった。
後述するクレセリアの関係で場持ちがしやすい耐久に大きく割いたこの型が採用された。
いつもお世話になっている後輩に教わった有名なDSに振り特殊でおいかぜをするタイプのボーマンダも強い調整だと思ったが総合ダメは多いとはいえあまりにダメージ感覚がなくボーマンダでの削りを犠牲にしてまでおいかぜして通したい強力な勝ち筋を用意していなかったので採用は見送った。それとやはり前述の理由も大きかった。
ガオガエン@バンジのみ
しんちょう 200(236)-136(4)-115(36)-90-140(140)-92(92)
HB -1特化ラグラージの雨下たきのぼり乱数1(31.3%)
HD 特化メガサーナイトのハイパーボイス確定3発(2発で実が確定発動)
S サナガエンのガエンに上から猫を撃てるよう速く
雨とサナガエンを意識したもの。
まもるを入れたいと思っていたしまもるで準備したりもしていた。変更するとしたらここのどくどくの枠を変更したいがこのどくどくはガオガエンや相手のクレセリア、サンダー、ラッキーなど入れたい相手がたくさんいた。
レヒレのミズZがくるタイミングでまもりたいならまもるだが、特化レヒレのまもる貫通ミズZ+だくりゅう は耐えるがめいそうなどを積まれると厳しくなる。とんぼを撃って相手がめいそうなどのZ、眼鏡ねっとう以外の選択をしていた場合は後攻とんぼからカミツルギ降臨、Zを切ったとしたら甘んじて受けて裏からカミツルギ出すのも強いと思えるならどくどくが合ってると思う。
動き上、他の技は切れない。
あまり上手につかってあげられていないポケモンの1匹。選出時に相手のポケモンをどう倒すかという前のめりな思考ばかりが続いて、積極的に相手を倒す役割を担いにくいこのポケモンの選出が減った。
カプ・コケコ@デンキZ
おくびょう 145-108-105-147(252)-96(4)-200(252)
改めて実数値を見るとあまりの低さに涙が出る(他が高いのかもしれない)。
低い火力をさらに下げてまで耐えたい技はあったが火力を下げたらフィールド下でのエース、削りの運用が効かないのでCS振り切り。
クレセリア@エレキシード
おくびょう 207(92)-67-142(12)-115(156)-152(12)-148(236)
H 16n-1
B エレキシード発動後無補正バンギラスのかみくだく天候込み2耐え
S 準速テテフ抜き
世界一速いクレセリア。いくらボーマンダが物理型とはいえ厳しく感じたサナガエンに対するコマとして用意。バンギラスがいたらそもそも出すことはない(はずだった)。
コケコガエンのじめんの一環が激しく浮いているポケモンが欲しいという条件もクリア
特に解説が必要なポケモンではない。むしろ解説してほしい。
採用していながらこのポケモンの運用がこの構築で一番難しく、練習量があまりに少なかったせいもあり、たくさん無駄死にさせた。すまんクレセ。
しかしながらめいそう後のサイコショックの火力はあなどれず、いかくと組み合わせた物理耐久は目を見張るものだった。急所はたしかに怖いが実は1発では落ちない体力が維持できていればケアが効くしそもそもこのタイプのポケモンはきゅうしょにおびえていたら使えないのであまり気にしないで戦っていた。
めいそうの積み合いになった際に強い。ここまでで壊滅的に重いウツロイドに強い
カミツルギ@クサZ
ようき 140(44)-201-151-71-83(252)-171(212)
またも調整部分はここから抜粋
<S>
最速ウツロイド(170)抜き
またも日本一個体。言い訳をさせてもらうと、本当は別の調整を用意していたがそちらをメモしていたところを保存せずに終えてしまい、忘れてしまっていたため大方やりたいことは変わらないためこのまま採用した。
あやふやな記憶では最速テテフ抜き抜きあたりまでSを下げてHかAに回していたがウツロイドが重めな選出を強いられることもあるためウツロイドも抜いておいた。立ち回りの解説までついていたため非常に使いやすかったが前回の構築で途中でカミツルギを解雇した経験から信頼がまだ生まれてなく選出を渋るシーンが多々あった。
コケコやマンダと同様、削りを入れておいてから重いポケモンを無理やり持っていく役割を担っていた。Zを通さないと勝てない試合では絶対に通る盤面を作るまでは打たないような立ち回りを意識していることが多かった。
相手の行動を制限したり盤面の操作したりできたりと、このポケモンの強さへの理解が一歩進んだ気がする。
おいかぜ
はたきおとすとの選択だと感じるくらいには打たない気がしたがどうしても裏に引けず切り替えしが必要な時に上から打てる技くらいの認識でいる。浅い考察だと感じているのでカミツルギのおいかぜの強さに関して教えてください。
トリトドン@くろいてっきゅう
れいせい 215(228)-88-108(156)-135(84)-107(36)-39 → 19
C だいちのちからで無振りカプ・コケコ確定1発
HBD 残りで最も耐久が高くなるように
S 最遅
最後に入ってきた本構築の地雷枠。S操作に依存しない構築のためS操作をしないことも多くボーマンダやカミツルギが上を取られる特殊高火力のカプ・コケコに暴れまわられると厳しくなるため地面枠が必要と感じ、カプ・コケコのちょうはつやクレセリアのトリックルームがない状態でガエンのSも高くトリル耐性のあるポケモンが必要と感じた。
トリトドンは選択しやすく他の選択肢がないか目を通したが上記の役割にはこのポケモンが最適としかいいようがなかった。そのほか雨にも強く今回の構築の目標にも合致していた。
技範囲の広さ、耐性の強さに対して低い実数値だが十分な働きをしてこれの数値が高かったらと思うとトリ肌が立つ。トリトドンだけに。
持ち物はクリアスモッグと同時に入ってきたトリックルーム下のカビゴンに対する対策枠。のろいを1回積んだカビゴンに対してもトリックルーム下で上が取れるためカビゴンに打つはたきおとすなどを構築から抜く決断ができた。
だいちのちから
あまりに強いメインウェポン。外す理由がなかった。
一応水技との選択ではあるがこちらはだいちとの補完に優れている
トリトドンへの知識不足から自分視点では気づかなかったことだがくろいてっきゅうの副産物としてトリル下で変に下を取ったり、はたかれたりしない限りきのみが発動がしなかったことからジメンZを警戒されることがあり振り返るとBO3において有効に働いていた可能性があった。耐久に厚く振ってあり実際にきのみラインを越えてきのみが発動しない場面は多かった。
重いポケモン
今回も現段階でみつけているもののみだが
・バンギラス ツルギとトドン以外の攻撃が通らない。やばい。
・ガオガエンに強い鋼 ヒードランは厳しい。コケコで削りを入れてから考えたい。
・クレセリア どくを入れたり殴って一発削りを入れてからZで無理やり持っていくことを目指したい。
・トリル全般 トリトドンを入れたとはいえごまかしきれない。ポケモンのパワーでなんとかしたい。
他にも無数にいると考えられる。しかし構築コンセプト上プレイイングでなんとかできる可能性のあるものが多くダブルバトルは楽しいものだと感じる。しかし苦手なポケモンと当たったときの窮屈さはまだごまかせない。
また、個人的にメガゲンガーが苦手。
結果
あまりにひどい選出で恥ずかしいので選出は控えさせていただきます。
1戦目 vsバンドリラティアスガルドレヒレクレセリア 2-0
自分も厳しめのポケモンのオンパレードで吐いていたが相手も吐いていたみたいで地獄絵図だった。しかしカミツルギとトリトドンの刺さりが尋常ではなくさすがに相手の吐き気のほうがすごかった。1試合目から2試合目の相手の対応が見えたため2試合目も有利に進められた。バンギラスから解放され胸をなでおろす。
2戦目 vsエルレイドガエンミミコケコペリガマゲロゲ 2-0
トドンが厳しい顔をしていた。さすがにトドンが厳しいので雨を切って、ミミッキュを処理してからクレセを展開することを狙った。うまく展開できたため2試合目では雨の選出に有利になるようガエンをマンダにした。雨が来たうえ乱数が有利に働きクレセとマンダがすべてを耐えたためそのまま詰める運勝ちができた。カミツルギの信用はここではまだない。刺さっているが留守番していた。
見慣れない並びで特に1試合目の選出はひどかった。ハッサムにほとんど打点がなく5億縦された。クレセを出してはいけないことを学びここでカミツルギを出そうか迷いだす。しかし信用がないので代わりに出てきたのはガエン。中盤ひどいプレイングをしたが最終盤でZ読み守るからの2連守るを決めた直後に最低乱数を引き試合を強奪。本当にすまない。ここでカミツルギを選出することを決意。相手はひきこもりの紙を切ったため5億縦。やっとカミツルギの力を認め熱い抱擁を交わす。総合的に運勝ちした試合。
用意してきた回答であるエレキシードクレセで相手を蹂躙しようとしたらクレセの展開を終えターンがそれなりに経過してからこちらの通信が切断。無効試合になり萎えているところにさらに相手の対応がわからず同じ選出をしてトリル下で相手のレヒレに蹂躙される。うまい対応策がまとまらないままカミツルギでレヒレとサナに脅しをかけつつ強気に読みを通してクレセを展開しようとした盤面にはキノコがいたためほうしを恐れて下げてしまい展開の機会を失う。カミツルギで巻き返しが見えたところでカミツルギで詰めるルートの方が太いことに気づけず負け。未熟さが強く出た試合。しかしサナガエンに対してしっかり戦えるということが確認できたためシードクレセの採用は正解であると確信した。
5戦目 vsマンダコケコレヒレドランバンギクレセ 1-2
本人から教わり知っていた並び。しかしドランバンギクレセが厳しい現実は変わらない。クレセを出さないと相手のボーマンダが厳しすぎるため無理やりクレセを選出し犠牲にしながらカミツルギを通した。2試合目も先発は変えながら同じ選出をしたところバンギがおらず相手のクレセリアのめざ炎を失念しクレセリア1体で3体を相手取ることになり負け。3試合目は打点のないクレセリアでなくコケコを採用したが最後にいままでのツケとして乱数に敗北。トリルで返され試合終了。カミツルギと抱擁した結果首を切られた。
あとがき
ここであらためて振り返るとまだまだ改善の余地があるように思える。それでも2匹のZ枠と安定した削りを入れるマンダトドン、積んだあとの数値が化け物の子の5匹のパワーはすさまじいものだと感じた。12試合を通して、負けが近い状態では特に圧力のあるポケモンを積極的に活用するようになっていった気がする。同時にガエンがいなくなった。この傾向が良いものかはまたこれから考えたいです。
また今回の構築はなんと命中不安定技と全体攻撃技が「こごえるかぜ」のみとなっており圧倒的な安定感の代償に常にまもるや交代の択を強く迫られた。当日は運よく多くの攻撃が通りこちらのまもるは通り困ることはなかったが、それは普段からある程度対戦する機会があり相手の読みレベルを感じ取っているからこそできることであったと思う。実際に大会などで運用する際、相手の読みに深さを早急に感じ取る技術というのを身に付けることを意識したい。(これはレート対戦と向き合うココロ)
ひどかったプレイングの反省としては今でも思考時間が異様に長いこと、試合の勝ちルートを試合中にうまく切り替えられないこと、あともうひとつなにか忘れてしまいました。自らの頭の悪さを感じながらここらで記事をオワオワリにさせていただきます。ここまで読んでいただきありがとうございます。
最後にいつも対戦練習をしてくれるサークルメンバーのみなさん、構築相談に乗ってくれている千歳あめくん、全国ダブルでありながらオフに誘ってくれ一緒に参加してくれたムウ、シングルとルールは違えど通話をしながらポケモンを一緒にしてくれるまえけんに感謝申し上げます。いつもありがとうございます。これからも精進して参る所存です。
こちらはまえけんさんの記事です。