叢中より躍り出、忽ち身を翻す

昼頃に大学に行って数時間活動してスーパーに寄って帰宅。
一般的な人間らしい生活を時間を短縮して行ったに過ぎないのにも関わらず21時にはどっしりとした眠気に襲われて、いかに体力がないかを知りました来年24歳学生のあるみです。

カメックス全盛期終盤には一時期縁を切っていたポケモンユナイトにアップデートが入って以降、比較的マシな(プレイに耐えうる)環境になったと高く評価しています。

今回は多くのプレイヤーが配布やミッションクリアでライセンス獲得しているであろうゼラオラに焦点をあてて、簡単な使用法を紹介しようと思います。

新しいポケモンに触れるときにはまずテキストをよく読んでほしいですね。知識がパワーになるゲーム。問題文を読まずに解きはじめないでほしい。

 

ゼラオラの基本情報

スピード型 上級者向け

特性:ちくでん
攻撃を受けるとその後3秒間の間こうげきが12上昇。自動で発動していますし効果も些細なので特性のことはあまり考えなくてもよいでしょう。

強化通常攻撃:ダメージ増加・まひ(スロウ)・自己回復

初期技:こうそくいどう・きりさく

レベル6:こうそくいどうボルトチェンジorスパーク

レベル8:きりさく→ほうでんorワイルドボルト

レベル10:ユナイト技

レベル12:ボルトチェンジorスパーク 強化

レベル14:ほうでんorワイルドボルト 強化

特徴

AS特化の紙ぺらポケモン。キャリータイプのポケモンで育つことで試合を破壊する能力があります

パワースパイク

レベル3

序盤からムーブ技を2つもっているため、相手の身体の弱いスキル中心で戦うポケモンに対しては強めに立ち回ることができる。一方で、まだ火力が不十分で体の弱さを抱えているため、相手を選んだ場合のみ最序盤に1つめのパワースパイクを迎えるといえましょう。

レベル8

レベル6時点でこうそくいどうが派生しますが、この時点では他のポケモンの成長度合いの大きく、むしろ弱い時間帯だと考えています。
そのレベル8になりメイン火力わざとなる ほうでんorワイルドボルトを獲得することで戦えるようにはなります。

レベル10

ユナイト技を獲得します。直前のレベル9帯では敵にユナイト技の有利があるために不利を背負いますが、10からは多くのポケモンに対して有利をとれるようになります。

レベル14

パーフェクトセル

技選択とその特徴

ボルトチェンジ vs スパーク

ボルトチェンジは長距離を一瞬のうちに移動し若干のダメージを与え(攻撃速度をあげつつ)、再度発動することで元居た場所に戻ることができます。

スパークは短距離の移動とそれに併せた攻撃を3度まで行うことができます。


わざとしてより多くのダメージが出るのはスパークでワイルドボルトとの組み合わせに優れています。攻撃的な選択になります。また、ボルトチェンジに比べて繊細な位置取りが叶うのがこちらになります。

一方でスパークの接近は段々と行われる点、戦闘からの離脱が難しくなる欠点をカバーしているのがボルトチェンジになります。その分、ダメージを出すためにしっかりと通常攻撃を入れることを意識する必要があります。

ボルトチェンジはその再発動猶予期間が長すぎるおかげで、発動後即リコールモーションに入ることでホームで回復してから発動位置に戻ってくるテクニックが存在します。わたしは試合中失敗してだいたい歩いて戻っていますが、練習して安定するようならチャレンジする価値はあるでしょう。

ほうでん or ワイルドボルト

ほうでん:電気を流して攻撃し、周りにいる相手のポケモンにダメージを与える。わざ命中時にシールド効果を得る。相手のポケモンがまひ状態だった場合、わざが終わった時に相手のポケモンを自分のほうへひっぱり、もういちどダメージを与えて行動できなくする。
強化されることで命中している相手の移動速度を下げることができます。

ワイルドボルト:指定した方向へ突撃する。わざ命中時に相手のポケモンに連続攻撃を仕掛けるが、同時に自分も一定のダメージを受ける。このわざを使う前に「ボルトチェンジ」か「スパーク」、もしくは強化攻撃が相手のポケモンに命中している場合、このわざの連続攻撃の回数が増える。
強化されることでダメージを周囲のポケモンにもあたえるようになります。

 

レベル8から集団戦で輝けるほうでんと圧倒的タイマン性能を得ることができるワイルドボルトの2択です。レベル14に到達するとワイルドボルトが集団戦においてもかなりの影響力を出せるようになります。

現在、大集団戦時代なので個人的にはより早い段階で集団戦において影響力を発揮できるほうでんを推奨していますが、ほうでん型では勝つのが困難で現環境でパワーのあるポケモンルカリオフシギバナその他)に対して一矢報いることができる点でワイルドボルト型も評価が高まっています。

強化通常攻撃やピカチュウのこうげきなどで敵にマヒ状態を付与している際にほうでんの効果時間が切れるとともにゼラオラのもとに引き寄せる効果はゼラオラの移動に合わせてついてくるためにうまく決まると誘拐が可能です。(そもそもゼラオラの強化通常とほうでんがフルヒットしてる時点で相手はほぼ死んでるので誘拐する必要性が薄い)(修正が入るならこの誘拐ムーブが適切だと思ってます)

運用に関して

技セット

筆者はほとんどほうでん+ボルトチェンジのみでプレイしてきました。ワイルドボルトやスパークを使用した際にもそれなりのパワーは感じましたが、ほうでんボルトチェンジが簡単なのに強すぎるので、以降の記事では、「ほうでん+ボルトチェンジ」の技セットを中心に話を展開していきます。

バトルアイテム

なんでもなおし・エネコのしっぽ・だっしゅつボタン・(どんそくスモーク)

身体が弱い近接タイプのポケモンのため、行動妨害をかけられて止められるのが非常に厳しいので最優先はなんでもなおしだと思ってます。普通に強すぎるアイテム。
エネコのしっぽはほうでんによるオブジェクトの削りがありえん早くなるのでオブジェクトが遅い構成ではありになりますが、なんでもなおしに比べて単体の戦闘能力はもちろん劣ります。
この先、相手の構成をみたうえで持ち物が選択できるようになればだっしゅつボタンもアリになると思います。

持ち物

マスト:おたすけバリア

身体が脆く、被ダメ後にこうげきが上昇する特性、強力なユナイト技を最大限に活かすために必要です。

 

選択:するどいツメ・ピントレンズ・ちからのハチマキ・きあいのハチマキ・じゃくてんほけん

するどいツメ:スキル発動後の通常攻撃に相手の移動速度を遅くする効果が乗るため非常に強い(ほうでん型のレベル14の強化内容は当てた相手の移動速度を下げるとなっていることからもこのシンプルな効果がゼラオラにとって大事であると考えられる)。特にスパーク型で余裕がある際はツメのクールタイム2秒を都度待ちながら何度も発動させることで最大限の効果が発揮できる。ほうでん型の場合、持ち物自身のクールタイムの関係で発動回数が少なくなりがちなので、ダメージを優先する場合は他の持ち物が優先されるか

ピントレンズ:きゅうしょにあたった際のダメージが増加する持ち物。実はゼラオラは通常攻撃を比較的多く行うために大事なアイテム。きゅうしょに当てることで相手のダメージ計算を狂わせることも少なくなく強力なアイテム。

ちからのハチマキ:通常攻撃に対象体力の割合ダメージを加算する持ち物。先ほども述べたように、通常攻撃が大事なポケモンなので無難で強力な持ち物。

きあいのハチマキ:耐久をあげるステータス上昇に加え、体力減少時に最大42%分も回復する効果があるや捲りとして強い。元々の身体の弱さがあるので、不安な場合は持っておくべきか。(レーンに行く場合持ってる人が多いみたい)

じゃくてんほけんゼラオラの特性と相性がよくそこそここうげきが上がる。JGに行くとダンベルも溜めにくいけど純粋にこうげきを上げたい人向け?(すみませんが持ち物レベルの関係でまだ試していません)

序中盤のうごき

上のほうにも書きましたが、序盤は火力も耐久もいまいちです。その代わり機動力だけはあるので接近されるのが苦手なポケモンを相手にする場合のみ有利に立ち回れます。

こうそくいどうの使い方には注意が必要であるように思います。甘えた立ち位置にいる敵がいたとして、何も考えずにこうそくいどうを使って相手に接近して交戦すると敵の数が増えた場合やミスをした場合の離脱技がありません。かなり余裕がある場合、近くに味方がいてカバーが期待できる場合など自分で安全だと判断できる場合を除いて接近にはブッシュ待機かきりさくを使用しましょう。

序中盤の目標はなるべく早くレベル8になることです。
現在のゲームバランスではカジリガメの価値が大きすぎて上のレーンを捨てて下に寄って集団戦をすることが多いです。しかしゼラオラくん、レベル8になるまで体の弱さもあって集団戦中の存在感がほぼありません。最低でもレベル8に近づくまではファームをすることをお勧めします。ほうでんを覚えてさえしまえば多くのダメージを出して役割をもつことができます。とにかくレベル8を目指しましょう。(だからジャングルに行きたい)

ほうでん獲得後

ここからは英雄になれます。集団戦が続いていれば参加してあげましょう。ボルトチェンジの帰宅力とほうでんのシールドがあるため、多少の無理がききます。なんでもなおしで帰宅妨害をされないように定時退社をしましょう。

特にレベル10になるとユナイト技を獲得することで無敵になった気分になります。タイマンでもユナイトを切れば負けることはほぼないですし、1vs4くらいも返せる可能性を秘めます。自身の強さを自覚して強気に立ち回りましょう。また、溜まるのも早いのでキルでレベリングをする際にも強力なツールとして使えます。倒せなくてもゲッコウガなどとユナイト交換できればアド。

 

サンダー戦では集団戦が複雑化したり思わぬ攻撃を食らうことが多いです。死なないようにセーフティに戦い、前線から離れ続けないように注意しましょう。ここですぐに落ちてしまうゼラオラはその役割を十分に果たせていないといえるでしょう。

 

実戦の動き:テスト前にこれだけ覚えていこう!

ボルトチェンジ通常放電:最も基本的で保身に長けた動き。腹より生まれ落ちたのならば3つになるまでには身につけておきたい。ほうでん中にしっかりと通常攻撃を入れることが大事(間に挟んだ通常攻撃はするどいツメ考慮)。ボルトチェンジ再発動の猶予期間を感覚的につかめるようになるとよりスムーズになるのでそこに焦点をあてて練習したい。相手のユナイト技の発動を確認して無駄吐きに終わらせられたときにはガッツポーズをしましょう。
相手のスキルがない数秒を狙うことで一方的にダメージ交換をすることができるため非常に強力なため、1 vs 1を狙う場合も相手のスキル発動直後を狙うことで本来勝てなかったものが勝てるようになる。
ゲッコウガにはかげぶんしんで逃げられる。仕留めきるにはだっしゅつボタンが必要だが相手が切れば結局届かないのであきらめましょう。


また、応用として疑似的なタンク機能を担うことができる。
カジリガメ戦など、互いの陣形が整っているにらみ合いの戦闘で相手の懐に飛び込んで短い時間で戻ってくる動きで仮に弱い時間帯であっても役割を果たすことが可能。
相手は飛び込んできたゼラオラに対して多量のスキルを吐いた場合、ボルトチェンジという1スキルに対して多くのスキルを交換したことになり、直後にエンゲージを行うことで有利に戦闘が始められる。このスキルを落とさせるという動きは本来タンクが担いたい役割であるが、実際に受けるダメージを減らしつつ同様のことができるので、味方と連携がとれる際には知っておきたい。
コツとしては自分の方向を敵が見たら戻るくらい?チキンレースですしやってみましょう
もちろん、身体が弱いので自身が落とされたりキャッチされないように気をつけたいし、本来自身が出せるはずの火力を最大限だすことができない弱さもある。

ほうでん通常ボルトチェンジ:逃げ性能の高いポケモンに対する追撃のためにボルトチェンジを残しておく動き。その分、ほうでん範囲内まで近づくためには工夫が必要。

するどいツメがある場合、この動きの通常攻撃に移動速度低下効果が入るため安定する。

 

集団戦後入り:比較的紙ぺらポケモンなのでまともに敵のフォーカスを食らうと死にます。でもでもほうでんを敵の真ん中で放ってダメージを出したい。それを解決するのが後入り。どんなポケモンルカリオフシギバナを除く)にも技のクールタイムがそれなりに存在しますから、ひと通り技を打ったことを確認してからボルチェンほうでんで敵の真ん中に入っていきます。すごく簡単なことですが前提が2つありますね。
・相手の攻撃をタンクが一度引き受けている。
・集団戦をゼラオラ自身が見ている

タンクがパーティに欲しいです。それと技の発動を確認する必要があるので、近くの草むらに潜んでいてもいいのでカメラを動かしてしっかり見ておきましょう。

 

さて、ここまででお分かりの方もいるかと思いますがスキルがないときは歩くトラです。ユナイトで走るトラになっているとき以外は基本的に無理に通常攻撃だけで戦うべきではありません。スキルがあるときは前に出て、打ったら下がるというほぼ全ポケに共通の基本的な動きを特に強く意識しましょう。ボルチェンのおかげで神出鬼没のトラになれます。

レーン選択

もし空いているならば中央ルートを選択したいです。
この場合うまく立ち回れれば1カメ時にはレベル8になっているかすぐ上がるくらいになっているはずなので、集団戦に戦力として加わることができます。

野良ではレーンに行かされることも少なくないです。そして、しっかりと序盤弱いので我慢をしましょう。ゼラオラ使いというものはレベル8になるまでは贅沢を言わないものです。無理なものは無理せず取れるものを取りましょう。
カメ戦に参加する場合も疑似タンクの動きをメインにするなど、立場を弁え誠意をみせましょう。レベル10からは大学デビューした田舎者くらいイキっていきましょう。自分よりレベルの高い相手の柔らかいポケモンにユナイトを切って倒し、おいしい経験値をいただきましょう!

おわり

たくさん伝えたかったことがあるはずなのに言葉にすると脳みそからいくら丼のいくらのようにこぼれ落ちていってしまう。
紹介している動きが少ないですよね?でも実際、これくらいしか動きのバリエーションがなくても十二分に強いのがこのトラなのです。強キャラだと思って使い続けてるし、誘拐ムーブができなくなっても火力が大幅にナーフされない限り環境から消えないと思ってます。

そもそも私がゼラオラを触るようになったのはイェナさんというランカーの方が大会で使用しているのを観てからで、その美しさに惚れました。動きのイメージがつかめないひとはぜひTwichのアーカイブを覗いてみてください。