Pokémon UNITE概論

こんにちわこんにちわ、ドブネズミです

素直な私は今日もタイトル通り素直にポケモンユナイトのおはなしをします。嘘をつかないように育てられたので嘘はつきません。

あまり期待していなかったポケモンユナイトでしたが、想像以上に面白かったのでより多くの人に遊んでもらえるようにレポートそっちのけで記事を書きます。
初心者用の記事なので経験者はスルーしてくれるか穴を見つけてください。
※筆者はなんらかの形でMOBAに触れ続けてきたものの座学が多くプレイは下手で実績もありません。また正式リリース以前のプレイ経験による判断で実際と異なる点が多いことが考えられます。加筆修正は続けますが気になる点などございましたら気軽にコメントやTwitterへのリプをください。

 

今回はこんな感じの内容になってるので気になる部分のみでも読んでいってくだしあ

 

(2022/5/6に全体的な内容の更新)

Pokémon UNITEってどんなゲーム?

MOBA(Multi player Online Battle Arena)というジャンル

MOBAというジャンル名が示す通り、複数名のプレイヤーがチームに分かれて一定の領域内で戦い競うゲームです。

Pokémon UNITEでは5 対 5に分かれます。プレイヤーはそれぞれ選んだポケモンを操作しレベルを上げて成長しながら相手の陣地にポイントを入れることを目指します。
制限時間制のゲーム終了時に相手より多くポイントを入れていたチームが勝利します。
チームゲームゆえチームメイトとコミュニケーションを取り息を合わせて動くことが大切になります。

個性あふれるポケモン

プレイヤーがそれぞれ操作するポケモンは2021年6月末に行われたネットワークテスト版では19体が実装されていました。2022年5月現在では34体にまで増えています。

この19体のポケモンは大きく5つのタイプに分けられていました。
5つのタイプはそれぞれアタッカー、バランス、ディフェンス、サポート、スピードタイプでその名が示す特徴をそのポケモンが有することがゲーム内からも確認できます。

また、上記の5タイプのほかに「遠隔・近接」のように主な攻撃の届く距離によってもポケモンそれぞれのポケモンが分類されます。

他にもポケモンの中には1~2回「進化」するものがいます。この進化によってそれぞれのポケモンの強い時間帯が分かれることになります。

また同じポケモンでも成長の過程で技が分岐成長します。状況やプレイスタイルに合わせて同じポケモンでも異なる役割が担え、ゲームの多様性を増しています。

プレイヤーは様々な特徴を持つポケモンの中から各ゲーム1体を選択して操作することになります。MOBAの特徴としてゲームのバランス調整によりシステム面である程度強弱の差が存在しやすいものの、ポケモンの強み・弱みをそれぞれ理解し適切に操作することができれば弱いポケモンなんていません(適切に操作することが難しいキャラは世間の評価と自身の感覚にズレが生じやすいので、世間の評価を鵜呑みにせず触ってみることも大切です)。
細かいポケモンの情報については参考資料のスプレッドシートや各種ウェブサイトを参照ください。

あ、ちなみにタイプ相性はありません。タイプ相性はありません。タイプ相性はないんですよ。

3つの戦場


(画像は 【公式】『Pokémon UNITE(ポケモンユナイト)』初公開PV - YouTubeより)

本作の通常の対戦では画像のようなアリーナで戦います。
大きく分けて、上の道、真ん中の区域、下の道に分けられます。
以後それぞれをトップ(レーン)、ジャングル、ボトム(レーン)と表記します(公式にはそれぞれルートと中央エリアという名称のようです)
またここでは、主にレーンにいるプレイヤーをレーナ―、ジャングルにいるプレイヤーをジャングラーと呼びます。

上下の各レーンには相手が得点を入れるゴールエリアが設置されており、チームはこのゴールエリアに得点を入れられないよう守りつつ周囲にいる野生のポケモンにダメージを与えて経験値を稼ぎレベルをあげていき隙があれば敵のゴールに得点を入れることを目指します。

ゴールエリアには耐久値が設定されており、その数値分の得点が入れられるとそのゴールエリアが消滅することになります。また、ゴールエリアは自陣拠点としての役割も持っており、自陣ゴールエリアに触れると回復やシールドがついて自身の体力を確保することができます。そのため守る際、特に大きなダメージを与えにくい序盤、非常に頼もしい味方になります。

湧いている野生のポケモンは一度倒すと次に湧くまでに時間がかかります。つまり一定の時間内では野生のポケモンから得られる経験値は有限であることになります。特にチームゲームにおいてはこの経験値をどのように割り振っていくかが重要な要素の一つになります。

ジャングルにはゴールエリアはありません。しかし、少し大きい野生のポケモンがいるためか得られる経験値が多く、独占すると各レーンにいるポケモンよりレベルが少し高い状態になります。
経験値という有限の資源を多く保有する区域のため、その資源を有効活用することも大切です。

各レーンに2人、ジャングルに1人配置することが基本の形になります。

4つのオブジェクト

ポケモンユナイトにはチームの勝敗に影響を与えるような目標物が大きく4つあります。

1つ目はレーンの部分でも紹介したゴールエリアです。
得点を入れられることでゲームの勝敗に直結するため、目に見えて重要です。
その他にも、自陣拠点としての役割があるため、壊されてしまうと自チームの防衛ラインが後退し後述するオブジェクトが相手にとられる危険性も自チームがとる際のリスクも上がります。

2つ目はロトムです。
ロトムはトップレーンのさらに上に飛び出ている部分、両チームの間にゲーム開始3分後頃に現れます。非常に体力が多く、ダメージも多く与えてきますが倒した際にはその最後の一撃を与えたチームの一員として相手のゴールエリアに進行します。ロトムが相手ゴールエリアまでたどりつくことで相手のゴールエリアを故障させることができます。
ゴールエリアが故障すると、ゴールを溜めの時間なしで入れられるようになるだけではなく、各ポケモン1度だけ20ポイントを加算して入れられるようになります。そのため、ゴールエリアというオブジェクトを取るためにも重要なオブジェクトになっています。

3つ目はカジリガメです。
ロトムと逆側のボトムレーンの下の方にゲーム開始3分後頃に現れます。ロトム同様の特徴を持っていますが、倒した際の恩恵が異なり、カジリガメを倒すとチーム全員に経験値とシールドが配られます。この経験値とシールドの詳しい仕様が筆者はわかっていないのですが相手との戦力差をつけるという面で有意に働くことは間違いないです。

4つ目はサンダーです。
アリーナの中央、つまり両陣営の中央エリアの中間にゲーム終了2分前に現れます。
ロトム、カジリガメ以上に多い体力を持ち、ダメージも馬鹿になりませんが恩恵として一定時間相手全ゴールエリアの故障と味方ポケモンそれぞれに保有ポイント30ポイントの加算をします。ゲーム終了2分前からはラストスパートとして、ポイントを決めた際にそのポイントが2倍になります。そのため、サンダーを倒し、チームメイト全員がポイントを決めることができれば少なくとも300ポイント入ることになります(基本的に50点持ってることが多いので最大で500点入ります)。2進化ポケモンなどの終盤に強いポケモンが多いチームは序盤を耐え終盤の逆転を狙うことが多くなるため、その手段のひとつとしてサンダーがいます。もちろん序盤から優位を築いていたチームがトドメとして利用することもできますし、両チームとも倒さない試合もあります。
ともかく効果にふさわしい強さの野生のポケモンであるためどのように扱うか慎重に判断しましょう。

 

ここまで読んでもらえたらとりあえずポケモンユナイトを開いて遊んでみましょう。座学ばかりの自分がいうのもおかしいですが、やってみないとわからないことは多いです。

用語集

記事でも多数登場しているようにMOBAでは場所や物、行動を表す用語が多数存在します。どちらの用語を使うかコミュニケーションを取れる限り問題にならないですし、必ずしも覚える必要性はないですが、もしチームメイトがそのような用語を使用してきた際にわからないとコミュニケーションの障害となるかもしれません。聞いた時に何を指しているかだけは把握することをオススメします。ここでは特によく出てくるもののみ紹介します。

ポケモンの名前

覚えてください。

ファーム

野生のポケモンを倒して経験値を稼ぎ、自分のポケモンを育てる行為を指します。

ガンク

ジャングラーによるレーンへの介入行為を指します。Gankという英単語の字義からは離れているため注意が必要です。

フォーカス

攻撃対象として狙っている相手を指します。
フォーカスを合わせよう、フォーカスが悪かったなどの文脈で使われます。
おんなじ相手を狙おうとか、先に倒す相手が間違っていたのような意味です。

リコール

ホームエリアに帰ることです。ポケモンユナイトでは十字キー↓を入力でできます。
リコール中にダメージを受けると詠唱が止まるため、もう一度ボタンを押す必要があります。体力が全回復するため、ゴールエリアに戻るより良い場合があります。

タワー

ゴールエリアを指します。最もホームエリアから遠いゴールエリアをアウタータワーと呼ぶ場合もあります。

ブッシュ

草むらを指します。ちなみに中に入っていると草むら外の敵から視認されないので有効活用することが大事になります。

CC(Crowd Control)

行動妨害のことです。

 

基本の動き

レーン

動きの紹介をする前に道具の紹介を1つ挟みます。
がくしゅうそうち」というどうぐがあります。がくしゅうそうちはチーム内で得ている経験値が最も少ないポケモンの時間経過でもらえる分の経験値を増やすものです。そのうえ、がくしゅうそうちを持っているポケモンは野生のポケモンの総経験値の30%分を分けてもらえます(野生のポケモンの経験値算出が30%増える)。
この「経験値を分けてもらえる効果」によって、1レーンに2人が配置されていることを想定し、サポート寄りのポケモンがくしゅうそうちを持った場合、より火力の出せるアタッカータイプのポケモンにレーンの経験値を独占させてレベルを高く上げられるだけでなく、がくしゅうそうちによって発生した30%分の経験値と自然増加量が増しているために2人併せて本来得られる経験値よりも多くの経験値を得ることができることになります。
繰り返すことになりますが、この効果はチーム内で経験値の最も少ないポケモンに適用されるため、基本的に1人のみがこの道具の効果を有効活用できることになります。
(こういった道具の効果なども変更されることがあるので随時情報をチェックすることも大切です)

 

では実際の動きの話に入ります。
試合が始まるとエイパムがレーン上に配置されています。それらを倒しつつ敵陣に最も近い自陣ゴールエリア(以降アウターゴール)を目指します。下側のルートならゴール下側にタブンネが2体、上側のルートならゴール上下にエイパムが2体湧いています。

これらの野生のポケモンは自分たちの経験値資源として必ず確保したい分になります。
このほかにタワーの斜め後ろ、ジャングルから離れるような位置にヘイガニが残り時間9分時点で湧きますがこのヘイガニの扱いについては確定次第追記します。
現状筆者の見解ではレーナ―の経験値、ジャングルがフカマルのような2進化でレーナ―に余裕のある場合はジャングルに渡してもいい経験値としてみています(位置関係的に相手から盗られにくく負けている際や不利を背負っている場合は貴重な野生のポケモン)。

自陣側に湧く野生のポケモンのほかに中間地点に湧く野生のポケモンもいます。
上側ではレーン到着時にレーン中央下にヘイガニ、しばらく経ってから(残り時間8分50秒時点)レーン中央にビークインミツハニーが、下側ではレーン到着時にレーン中央上にタブンネ、しばらく経ってからレーン中央にビークインミツハニーが湧きます。
この経験値をより多く稼げたほうがレーンでの有利を稼ぎやすい点からもこれらをめぐってジャングルの介入も考えられる争いが起こります。
ジャングルの介入が考えられるため、マップで相手のジャングルの位置が見えるまで、あるいは自ジャングル到着までは無理をしないほうが良いでしょう。

がくしゅうそうちの関係上、ジャングルの介入を抜きにしてもどちらかのレーンでレベルの不利を背負っている可能性があります。相手のレベルやポケモンの相性をよくみて自身の態度を決定しましょう(細かい部分は実際にやりながら覚えていくことになります)。

レーン付近にはそれぞれオブジェクトがあります。相手にこっそりロトムやカジリガメを倒されたとなれば失態です。少なくとも自身も倒されずアウターゴールがある状態でオブジェクトがとられないようにマップに目を配りましょう。また、味方ジャングラーが助けに来てくれるようであれば息を合わせてオブジェクトに繋がるように頑張りましょう。

ひとつ覚えておきたい動きとしては相手のゴールエリアを1つ破壊したりして有利を確立したら逆側のルートへ助けに顔を出す動きがあります。
これをする理由のひとつに有利の拡大還元があります。ゲームの性質上、自分のルートで有利を確立している場合、逆側のルートでは不利を背負っていることが多いです。その不利を返すことができればチーム全体の利益が大きくなることが多いです。いつまでも自分のルートでお山の大将を張っていたら、別のルートの相手の大将の方が強くて結果的に負けたとか相手の大将がカチコミに来て負けたなどとなったら目も当てられません。ゲームに慣れて自分の面倒がみられるようになって余裕ができてきたら少しずつ視野を広げていってみましょう。

ゲームをしていれば、レーンでの戦いに負けてしまうことがあります。
実は、MOBAのジャンルでは勝っている側が有利な立場にあり続けるので、そのまま無暗に戦い続けても勝つことは難しいです。基本的には相手のミスを待つか、ミスを誘うことが必要になります。辛抱強くチャンスを伺いつつ、安全に倒せる位置の野生のポケモンを倒しましょう。

 

レーン上では基本的にサポート役と火力役のセットで戦うことになると思います。
それぞれの役割ごとの詳しい解説は後に別の記事の形であげます。

 

ジャングル

ジャングルは影響力が大きくなかなか難しい役割です。オススメ動画欄にジャングラー向けの動画を載せておくので視聴することをオススメします。

 

こちらでも1つバトルアイテムに触れておきます。
「エネコのしっぽ」という違法なバトルアイテムがあります。
少しの間野生のポケモンの動きを止め、さらに与えるダメージを増やすというアイテムです。がくしゅうそうちと違って道具ではなくバトルアイテムという枠に入ります。

体感ではそれほどパワーを感じず、カジリガメやロトム、サンダーを取る際に有利に働きますが必須というほどではないように思います(評価変動の可能性大)。
そのため、防御タイプやサポータータイプがジャングルに行く場合は持っておきたいですが、それ以外ではだっしゅつボタンなどの他のアイテムでも良いように思います。

 

ジャングラーは試合が始まってもエイパムは殴りません。レーナ―の経験値をレーナ―から取り上げて、もしレーンが負けても責任が取れる場合には殴ってください。

ジャングルに入ってヨーテリーを倒します。
続いてルンパッパ、バッフロンの順に倒します。そしてジャングル内レーンの近くに湧いているヘイガニを両側で計2匹倒します。そうするとレベルが5になるのでカメラを動かしてレーンの様子を見つつ、ヘイガニの近くにいるジャンプ台でレーン近くの草むらからレーンに助けに入ったり、敵ジャングラーの位置を探ったりしましょう。

レーンへの2vs2で自陣側に押し込まれているレーンで、もし行ったら相手を挟んで倒せそうなレーン、あるいは相手よりレベル・HP状況が良く、行ったら相手を倒してゴールを入れられそうなレーン、すでに相手のジャングルが介入してきていて助けが間に合って自分が死ななそうなレーンは積極的に介入しましょう。1周目ではビークインのタイミングと確実に合うので理由がない限りは介入したほうがよいでしょう(序盤弱い場合はできれば敵ジャングラーとレーンをズラしたい?)。
このほかにも考えられる動きの選択肢が目に見えて多いので何をすればよいか迷うことがあるとは思いますが、初めは試合ごとにテーマを掲げて試行錯誤し、少しずつ自分の取れる行動の択を増やしていけるように練習すればよいと思います。何もできることがない場合は時間を無駄にせず、再びルンパッパから野生のポケモンを倒して経験値を稼ぎましょう。アクションを起こした場合もいつまでもレーンに居座らずジャングルに戻ってしっかり経験値を稼ぎましょう。

2周目を終えると、ロトム、カジリガメが湧く時間(7分)が近づいています。得点も含めて、どのオブジェクトを狙うかを考えてまた、レーンに身体を寄せられるといいでしょう。また、7分20秒には2回目のビークインが湧くので、間に合うように2周目を終えたいです。

ちなみに、なぜルンパッパから倒すかというのにはルンパッパとバッフロンを倒した際の恩恵が関係してきます。
ルンパッパを倒すと紫色のオーラ(通称:青バフ)が足もとに現れ、これがある間はHPの低い野生ポケモンへのダメージが増加するようです。HPの低いということからカジリガメ、ロトム、サンダーには効果がないかと思われます。この効果によってジャングルの他の野生のポケモンを倒す早さがあがるのでルンパッパは先に倒すべきとしています。
一方でバッフロンはオレンジ色のオーラ(通称:赤バフ)を授け、これをまとっている間、相手に攻撃を当てると相手の移動速度を少しの間下げることができます。
経験値的にも価値のあるこの2体は効率よく狩り続けるべきでしょう。

 

試合が綺麗に進んでいればジャングルの野生のポケモンをしっかりと狩り続けられるかもしれませんが、実際のゲームはそう上手く行きません。
レーンに早めに行かなくてはいけないときなど、片側のレーンに近い野生のポケモンのみを倒してから向かうなど、可能な限り野生のポケモンを倒すことを続けつつしっかりとゲーム全体を見渡しましょう。

 

どうすれば勝てる?

究極の問い。
相手より得点を入れれば良いです。
どうやったら勝てるかはわかりませんが基本的な考え方はあります。
とはいえ基本としてはプラスアルファの話になるのであまり重く考えずに目を通してください。

人数差を意識しよう

互角の力を持ったものが2vs2をしたら結果はどう転ぶかわかりませんが、2vs3をしたのなら3側が勝つというのが基本です。自陣ジャングラーが来ていなくて敵ジャングラ―が来てるのにその場で応対して戦うのはやめましょう。時には無理をせず諦めることも大切です。
人数差を作る方法は様々です。部分的な人数差を作るのに長けたスキルを持ったものもいます。工夫をされたならまだしも、大人数に突っ込んで犬死にする回数をなくしましょう。

レベル差を意識しよう

2vs2で操作能力もキャラも同じだからといって勝てるだろうか。違いますね。
相手の方がレベルが高い場合、ステータスが高く、技が強かったり、多かったりすることから負けることが考えられます。特にアタッカーのレベルをよく見て犬死にを減らしましょう。逆にレベルに差がある相手に適切に圧力をかけてその有利を活かして有利を広げることも大事です。

パワースパイクー強い時間帯を意識しよう

ポケモンには強い時間帯があります。進化をしないポケモンは最初からフルパワーですから序盤元気マンですし、1進化であれば中盤元気、2進化は終盤元気です。
お互いのチームの使っているポケモンの強い時間帯を意識することで同じレベル、同じ人数、同じ操作力でも出てくる差を見つけることができます。これで犬死にが減るね!

特にレベル9になるタイミングはユナイト技を覚えます。パワーが大きく向上するためにパワーバランスが見立てから変わっても不思議ではありません。レベル8の敵は9になる可能性を加味して戦うべきでしょう。

序盤に強いポケモンで勝ち切るには自身の権益を守っているだけでは勝てません。能動的に動き、相手の成長を阻害することが必要になります。よくわからなければ、終盤強いポケモンを使ってみましょう。相手にやられて辛かったこと、それが序盤元気マンでやるべきことになります。

マップを見よう

マップがあります。みましょう。
マップジャングル内で敵のアイコンと味方のアイコンが近くにありました。戦っているかもしれません。助けにいって間に合いそうな距離にいたら助けてあげましょう。ジャングル同士の本来の有利不利がひっくり返って試合に勝てるかもしれません。

味方ジャングルがレーンに助けにきました、体力に問題がなく、力をあわせたら敵が倒せそうなら合わせてあげましょう。無理そうなら犬死にさせといてください。ジャングルが悪いです。(判断に違いが生じるのは当たり前です。)ジャングルを信じてあげるなら合わせてあげましょう。

チームの構成を考えよう

同じ実力のプレイヤー同士でも選んだポケモンシナジーの有無によってチームとしてのパワーの差が出てしまいます。相手に接近戦が得意なポケモンとそれをサポートするポケモンがいる中で味方は全員体力が低く脆いタイプのポケモンを使っていた場合、一度近づかれた際に壊滅する可能性があります。他にも近接のポケモンだらけで敵の遠隔のポケモンに近づくことが困難な場合、相手の守りを崩すことが困難になるでしょう。

技の選択も含め無数の組み合わせがあるため、いろいろと試す価値はあると思いますがある程度偏りすぎないようにするとチームとしてのパワーが上がるのでポケモンを選んだ後にでもいまいちど確認してみてください。

立ち位置を考えよう

それぞれのポケモンには遠隔、近接やアタッカー、ディフェンスなど様々な特徴がありました。また、どういった方法でダメージを与えるのかその当てやすさや瞬間であるか継続的であるかにも違いがあります。これらの特徴によってそれぞれ、ポケモンが相手と戦う際に基本的に立っているべき場所は異なります。
簡単に考えれば、身体の弱い遠隔タイプのポケモンは近接タイプのポケモンよりも数歩後ろに立ち位置を取るべきでしょう。
あるポケモンを使い慣れるためにはそのポケモン特有のこの距離感をつかむことが必要になります。

また、実際にはこの立ち位置というのは試合を通して常に固定されているものではなく、おぼえている技によっても、有利不利の状況によってもあるいはギリギリの状況では遠隔のポケモンが死なない程度に味方の近接タイプのポケモンをかばう必要も出てくるかもしれません。非常に難しい部分になりますが、意識するだけでプレイに上達速度も一気に変わると思います。

草むらを有効活用しよう

草むらに入っている間は相手から視認されることがありません。相手はこちらが相手を奇襲するタイミングをうかがっていることを知らずに近づいてくる可能性があるわけです。これは特に近接タイプのポケモンにとって恩恵が大きいです。もし、その図体を晒しながら遠隔タイプのポケモンに近づいたのなら先に攻撃を受け、体力的に不利な状況で戦闘を開始することになります。あるいは瞬時に移動しながら繰り出すような技を近づくのに使用したのと比較すると相手が逃げた際に追えるかどうかの違いに繋がるかもしれません。
また、対象指定の技や通常攻撃も当たらないことになります。技を使ってからはしばらく同じ技を使えません。もしギリギリの戦いで、その技が再び使えるようになるまで草むらに潜むことができたら、技が打てずに倒された戦いが技が打てたから勝てた戦いになるかもしれません。
このように、草むらを有効活用することは相手をうまく倒すうえでも身を守るうえでも非常に大事になります。

常に考え続けよう

対人ゲームなので試合中に負けている状況になることも、それと同じくらい勝っている状況になることもあります。冒頭でも述べたようにMOBAでは基本的には勝っている側が戦闘において有利に立つことになります。だからといって、失うことを恐れて築いた有利を守ろうとタワーで待っているだけでは損をし、実際には築いた有利が損なわれます。なぜかというと、負けている側には経験値にボーナスが入ったり、自陣側に湧くポケモンが増えることで得られやすい経験値が大きく増えるからです。
勝っている側は失うリスクをギリギリまで負いながら、勝ち続けることで初めて完璧に有利を守り切ったと言えるのです。そしてこれが難しい。相手の次の動きを予測することでその頭を叩いて成長の機会を奪ったり、リスクが高い場合には失うものを最低限にするために、相手が欲しいものを取る間に相手からさらに別の何かを奪ったりすることができます。

負けているときには、こういった予測やリスクの勘定をより正確に行う必要があります。負けている側は多くは望めないので、何を諦め、何を得ることで次の動きに繋げていけるかをも考えることが逆転のためには必要になります。

これらの勘定には上であげていたようなパワースパイク、ラストヒットの強さ、構成など多くの概念が絡んでくることからプレイヤーにとっては永遠の課題となります。こうやって考え続ける姿勢が、真剣にプレイする際には欠かせません。強いチームは不利な状況でもなぜか試合には勝ってしまう、そういうチームが多い気がします。

どのポケモンを使うべき?

性能に差があるキャラクターを動かすゲームの性質上、どうしても相対的に強いポケモンと弱いポケモンが出てきます。運営は月に一度ほどのアップデートでこういったパワーバランスに調整を施すため、その時々に環境ポケモンと呼べるようなポケモンが出てきてしまいます。

・どうしても勝ちたいアナタ
環境キャラを使いましょう。環境ポケモンは基本的には変わっていきます。その時々の強いポケモンを擦り続けていればそのうちいろんなポケモンが使えるようになっています。

・それ以外のみんな
好きなポケモンを使いましょう。環境ポケモンはたしかに強いですが、練度の低い環境ポケモンは練度の高いマイナーポケモンに負けます。ある程度使い込むことでポケモンへの理解が深まります。環境じゃないから使っちゃいけないとかありませんので、自由にやりましょう。

なぜPokémon UNITE をオススメするのか

一般向け

MOBAというジャンルを真面目にはじめようとすると操作するキャラクターの特徴を覚え、基本となる動きを覚える必要がでてきます。現在世界で最もプレイされているゲームであるLoL(League of Legends)ではキャラクターの数が150にもおよんでいて、満足に遊べるまでにそれ相応の時間を要します。
それに対してPokémon UNITE ではポケモンの数は19種類でマップも小さめと初めてMOBAに触れる人にとってはとても優しいゲームになっています。プレイヤー数も非常に多いゲームジャンルのひとつ、友人と遊ぶのに非常に盛り上がるゲームです。人によって楽しみ方も様々なので触ってみてはいかがでしょうか。基本プレイ無料だしね。

ポケサー員向け

ポケモンコンテンツとしては珍しいチームゲームです(だよな?)。
これはポケモンというコンテンツに関わる人が集まっているポケモンサークルとマッチしており、その存在価値も向上してくれるように思います。競技的にプレイしなくとも次年度以降の新入生との交流やPokémon UNITE 目当ての新入生の存在を考えると一定程度触れておくことに意味はあるでしょう。

注意しておくことは、上を目指していくランクバトルのような空気感をそのままにサークル内に持ち込むとサークル内の関係性に問題をきたしたり、プレイを避けるサークル員が多く出ることが予想されることです。ポケモンサークルで各種対戦をメインに切磋琢磨しているサークル員は上を目指す気質に富み、Pokémon UNITE でもランクバトルで上を目指すかもしれません。そういった場合でも、やはり厳しい物言いは時に必要以上に味方全体のパフォーマンスや士気を下げるため、喜ばしいものではないことは明らかです。お互いの熱量を把握し、常に紳士にチームゲームと付き合っていきましょう。
良いプレイヤーとはどんなときでも冷静なものです。
一方で、半ば固定チームとして共に環境や敗因の考察を進めることは競技的にプレイする際にはポケサー外では得にくい成果が得られることでしょう。判断ですれ違いが起こった際に試合後冷静に振り返ってみることも熱量の高いメンバーが集まった際にはオススメです。

iOS/android版に関して

SwitchでやるPokémon UNITE は明らかに操作性に問題を抱えています。一方、iOS/android版は、移動は画面上の仮想パッド、技発動も画面タッチと方向指定はその技部分のスライドである様子です。

技の方向指定の面でiOS/android版に軍配が上がります。一方、指で画面一部が隠れる関係でSwitch版とトントンのように思います。仮に仮想パッドではなくタップによる移動などに変更になった場合、端末のパフォーマンス面で問題がなければiOS/android版でのプレイが推奨されるでしょう。正直、格差は作らないでほしいところではあります。クロスプレイも可能ですし。

オススメ・参考資料

レーン向け

youtu.be

ジャングル向け

youtu.be

詳細な情報

unite-db.com


英語になりますが別モードのマップや野生のポケモンのポップ、道具、バトルアイテムなどの情報も載せられている点で現存(2022/5/6)の日本語企業系攻略サイトより優れています。

追記:2021/7/25現在、日本語ではポケモンユナイトに関するwikiページが将来性含め有用な情報サイトとなると思われます。

さいごに

繰り返すようではありますが、今回の記事は今までMOBAというジャンルに触れたことのない方がある程度自信を持ってプレイできる程度の情報を共有することを目指して書かれた初心者用の記事です。各レーン上での細かい動きや状況ごと、役割ごとの動きはありませんでした。そのため、もし元気があれば正式リリース後にそういった記事を書こうと思います。あとは、ゲーム内での情報がまとまって見づらいこともあるので各ポケモンごとの解説も企業系攻略サイトがまとめない限りは書こうと思います。

また、今回はPokémon UNITEのみを想定した内容になりましたが基本的な考え方自体は他のゲームにも共通しています。少しばかり他のゲームが奥行きを持たせるために複雑になっているだけで考え方さえ習得すれば同種ゲームに手をつけるのがぐっと楽になります。気になったら触ってみましょう。

参考動画に関してですが、解説動画はそこそこあがっていて、それらに目を通しました(6/29)。正直なところ、上の1つ以外は微妙なのであまり過信しないほうがいいと思います。MOBAというゲームの性質上どんなポケモンでもうまく相手より育つことができれば強くなります。強いのはキャラなのか立ち回りなのか、それとも味方の経験値を強奪してるからなのか、たまたま相手がミスをしたり運がよかったからなのかに気をつけて視聴しましょう。

それでは正式リリースまで7世代マルチでもして待ちましょう。夏はポケモン!(適当)